後ろに向かってジリジリと
自分の足元を見つめていて、気づいたことがある。
後ろ向きな人間は、立ち止っているのではなく、少しずつ後ろに向かって歩いているのだ、と。
ポジティブな人間は、明るい方を見つめてどんどん進んでいける。
でも、ネガティブな人間は、明るい方が怖くて目を逸らし、暗い方を見据えながらジリジリジリジリ後ろに下がっていく。行く先が見えず、余計に怖くなるばかりなのに。
でもある時、ポンと肩を叩かれ振り返ることが出来たのなら、180度クルリと真逆を向くことが出来たのなら、それまで歩いてきた道は前へと進んできた道となる。
そんな日がくるまでは、後ろに向かってでもいいからジリジリと歩いていればいい。立ち止まらなければ、やがてそれが道となる。
とは言っても急に前を向くのは眩しすぎるので、毎日少しずつ横を向いては目を慣らし、ヨロヨロヨロヨロ横歩き。