あるきづき

これまで歩いてきた人生と、これから歩いていく人生で気づいたことを綴っていくブログ 〜ご飯と本と、時々、映画〜

読了記録 その18

うつ病は重症でも2週間で治る、もし……』
(加藤諦三 / 三笠書房 / 1,200円 / 2012年3月5日発行)

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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

「心のエネルギー」が切れているのはどんな状態の時で、どうしてそうなって、どうやって回復していけばいいのかを提示している本。

 

辛くて落ち込んでいると、悩みや不安に押しつぶされて自分自身がどんな状態なのかを見失ってしまう。

それを、「あなたは今、こうではありませんか?」「こんな気持ちがあったのではないですか?」と淡々とした文体で分析してくれる。

 

どうしようもない絶望感は、心のエネルギー切れからきていると自覚させてくれる。

エネルギー切れを起こす根本的な問題として、「本質的な欠乏感」「悲観的な見通し」があるとも突きつけた上で、それをどう解消していくかも淡々と示してくれる。

 

ひとつ前の本と同様、何度も読み返して自分自身に組み込んでいきたい。