テレビと映画とミニマリズム②
テレビを手放してしばらくたってなら映画館に行った時は、自分でも驚くほどに感動した。
人がお芝居をしている!面白い!
音楽と映像がシンクロしている!素敵!
たくさんの人の力が合わさってこの映画が出来ているんだ!すごい!
と、何もかもが新鮮に感じた。
映画がテレビより上だと言いたい訳ではない。
テレビを手放すことで日々の小さな刺激が減り、感覚が研ぎ澄まされ、結果として映画館で受け取る刺激が増えた感じだ。
これはまさに、ミニマリズムの本質だ。
身の回りに溢れる無駄なモノを省き、本当に大切なモノだけ受け取る基盤作りこそが『ミニマリズム』だ。
テレビを持っているからダメな訳でも、映画館に行けばいい訳でもない。
テレビを持っていてもいい、DVDをレンタルしてもいい。
大切なのは、「いま、この瞬間」に集中出来ているかどうか、だ。
それさえ分かっていれば、今後テレビを買い直そうが、映画館に行かなくなろうが、どちらでもいいと思う。
ただ個人的には、あのゾクゾクワクワクの快感がクセになってしまったので、これからもテレビは持たず映画館に足を運ぶ日々が続きそうだ。