あるきづき

これまで歩いてきた人生と、これから歩いていく人生で気づいたことを綴っていくブログ 〜ご飯と本と、時々、映画〜

【ミニマル一歩】3 - 不機嫌をやめる

イライラすることがある。

腹の立つこともたくさんある。

でもそれを訴えるのに、不機嫌オーラを使うのを少し控えようと思う。

 

不機嫌オーラは便利だ。

言葉にしなくても察してもらえる。「どうしたの?」と構ってもらえる。

でもそれは、とても横暴なことなのかもしれない。

 

嫌と言えなくて、助けてと言えなくて、誰かに気づいてもらいたくて苦肉の策で不機嫌オーラを出してしまう。

でもそれで余計に苦しくなることの方が多い。

「なんで声掛けてこないんだ!」「機嫌悪いんだから慰めろよ!」と他人の鈍感さにさらにイライラしてきてしまう。

 

でも、逆の立場だったらどうだろうか?

 

見るからに機嫌が悪い人間には声なんかかけたくない。原因は自分なのか他人なのか分からず悶々と考えこんでしまう。そして、周りをそんな気持ちにさせるその人のことが大嫌いになる。

だいたいこんなパターンではないだろうか。

 

嫌われたくない一心で言いたいことを抑えているのに嫌われていく矛盾。

 

言っても無駄な時もある。言うだけ馬鹿らしい時もある。でもそっちの方がまだ「意味もなく嫌われる」確率は低くなるのではないだろうか。

 

「好かれるか嫌われるか」とか、「確率が高いか低いか」とかくだらないかもしれないが、そのくだらないことに囚われてしまっている自分がいるのも事実。

 

自分を変えたい、くだらないことから解放されたい。

その一歩としてまず、『不機嫌』にならないことを選択する。

 

「他人のせいで不機嫌に『なる』」訳ではなく、「他人にされたことで『自分は不機嫌でいる』ことを『選んだ』」だけなのだろう。

 

それに気づけた今は、自らの意志で『不機嫌にはならない』を選ぶことができるだろう。

「いつでも機嫌よく」が無理でも「不機嫌にはならない」ならできる。

 

すぐに完璧にはできないだろう。イライラしすぎて忘れてしまうこともあるだろう。でも、意識をして、少しずつ少しずつ理想に近づけていけたらいい。

ミニマリズムと同じで、長年積み上げてきたものは1日で片付けきることはできない。のんびり、ゆっくり、変化を楽しみながら生きていこう。