【ミニマル一歩】13 - 尽くすのをやめる
4月9日分の記録。
新人がきた。新卒ではなく、中途。
いろいろ不安だったり不便なこともあるだろうと気を使って、困らないように先回りして手を差し伸べてあげていた。
でも、あまり意味がないようだ。というより、ことごとく裏切るかのような空気の読めない行動をするので、疲れた。
と、これを打っている今、気づいた。
これは、親や大人がよく言う「あなたの為だから!」、「あなたの将来を思って言ってるのよ!」と同じだ。
子どもが転んで傷つかないように、先回りして『危険』なものを全て排除するのと同じだ。
腑に落ちた。
尽くすのはもうやめよう。
先回りして道を均すのが優しさとは限らない。
転んで学ぶのが必要な人間もいる。
被害が起きないように尽くすのは、結局のところ「事前に分かってたなら何でやってあげなかったの?!」と『自分』が責められたくないからだ。
子どもが怪我をしたら「親の監督不行届だ!」なんて責められるのと同じように、「新人の世話もみれない人間だ」とレッテルを貼られたくないからだ。
でも、そんなことどうでもいいじゃないか。
そいつにどれだけ尽くそうとも自分の評価には大して関係ない。
どれだけ尽くしてもできない奴はできない。でもそれは自分のせいじゃない。
尽くした結果そいつが活躍しても、それは自分の手柄ではない。できる奴はどんな環境でもできる。ただそれだけ。
『自分を守るための尽くし』はやめよう。
「優しくする」のと「尽くす」のは違う。
切り離して考えていこう。
本当に大切にしたい『自分』を大切にしていこう。