あるきづき

これまで歩いてきた人生と、これから歩いていく人生で気づいたことを綴っていくブログ 〜ご飯と本と、時々、映画〜

読了記録 その14

アドラー心理学入門  よりよい人間関係のために』
(岸見一郎 / ベスト新書(KKベストセラーズ) / 648円 / 1999年9月15日発行)

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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

恐ろしく読みやすい入門書。

 

アドラーの人柄や生き方から始まるので、読み進める程にアドラー自身に親近感が湧いてくる。親近感が湧くので、新しい考え方も受け入れやすい。

また、岸見さん自身のエピソードも織り交ぜながら理論が展開されていくので、思考を追体験しているようにさえ感じる。

 

こちらに語りかけてくる文章なのに、嫌味やわざとらしさがない。まるで「岸見一郎が語るアドラー」なんて講演会を聴いているかのよう。

 

ちなみに、本体価格が消費税5%時代で、かわいい。

 

【覚えておきたい言葉】

・10人いれば、1人は互いに嫌い、2人は互いに好感、7人はその時で態度を変える

・私は、他人の期待を満たすために生きているのではない。

・他人は、私の期待を満たすために生きているのではない

・私たちをよく思わない人がいるということは、私たちが自由に生きているという証拠であり、そのために支払わなければならない代償

・「楽天主義」は、大丈夫だと思って何もしない

・「楽観主義」は、現実をありのままに見据えて、そこから出発する