あるきづき

これまで歩いてきた人生と、これから歩いていく人生で気づいたことを綴っていくブログ 〜ご飯と本と、時々、映画〜

生まれてきた意味

たくさん考えて、いろんな人と話して、気づいたことがある。

 

『生まれてきた意味』なんてないんだ、と。

 

自分を卑下する人間にとって『全てのことには意味がある』という言葉は、雁字搦めにして歩けなくする言葉。

 

自分は何も出来ない、世の中の役に立っていない今の自分に意味はあるのか、自分が生まれてきた意味はどこでわかるのか、生まれてきた意味もわからない自分はやっぱり生まれてきた意味がないんだ…と、ぐるぐるぐるぐると負のスパイラルに嵌っていく。

立ち竦んで動けなくなっていく。

 

ずっと不思議だった。

楽しそうに生きている人、キラキラ輝くように生きている人たちは皆、どうやって「生まれてきた意味はこれだ!」と確信を得てきたのかが。

 

でも、違った。

観察してみると、そういうことではなかった。

 

彼らは、『生まれてきた意味』を探すのではなく、『生きる意味』を作り上げていた。

 

「自分は何をすべきか/自分は〇〇をするために生まれた」ではなく、

「自分は今これをしたい/自分は〇〇をするために生きる」が大前提だった。

 

驚いた。

腑に落ちた。

単純なことだった。

見つからないなら、作ればいいんだ。

 

『生きる意味』は、過去や未来にあるのではなく、今、目の前にある。

 今の自分がしたいこと、今の自分にできることに取り組むことこそが『生きる意味』となる。

 

そうして積み重なった『生きる意味』は、いつか誰かへと届き、『生まれてきた意味』へと形を変えるのだろう。

 

それまでは、歩いていくしかないんだろうな。そんな日がくるのを夢見て、少しずつ少しずつ歩いていこう。

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