あるきづき
最近、気づいたことがある。
「歩く」と「生きる」は、同じだ、と。
辛い時や悲しい時、悩んでいる時には、ひたすら歩く。
歩いて歩いて、とにかくひたすらに歩いていると、ある瞬間ふと「ああ、そういうことか」と気づける瞬間がくる。
人生も同じだ。
絶望して、どん底まで落ち込んで、生きる希望が見い出せなくても、とにかくもがくことを諦めない。
もがいてもがいて、人生の歩みを止めないようにもがいていると、ふっと救われる瞬間がくる。「ああ、こういうことか」と気づける瞬間がくる。
そういう瞬間があるから、生きていける。
そういう瞬間があったから、ここまで歩いてこれた。
人生とは、そういう瞬間の積み重ねなのだろう。
そんな小さな気づきのカケラを、少しずつ綴っていきこうと思う。
砂浜に残す足跡のように、ぽつぽつと、気まぐれに、ほんわりと。