あるきづき

これまで歩いてきた人生と、これから歩いていく人生で気づいたことを綴っていくブログ 〜ご飯と本と、時々、映画〜

読了記録 その32

『だいじな本のみつけ方』

(大崎梢 / 光文社文庫 / 480円 / 2017年4月20日発行) 

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⭐️⭐️⭐️

中学生時代に本屋さんや図書館でドキドキワクワクした気持ちを思い出させられる本。

 

良く言えば読みやすく、悪く言えば先が読める文章だったが、最後の解説を読んで納得。もどとは「朝日中学ウイークリー」に連載されていたらしい。

大人向けだと思うと物足りないが、中学生(それも本好きな中学生)にはぴったりだと思う。

 

ほんの少し謎解き要素もあってワクワクするし、後半の「だいじな未来のみつけ方」では本を通して様々な人と交流していく場面が瑞々しく心にしみた。

絵本の名前がたくさん出てきて、「世代を超えても読み継がれているんだな」と嬉しくなった。

 

中学生でなくとも本好きな人は一度読んでみても損はないと思う、可愛らしい本だった。