ポリシーの殴り合い
ここでは愚痴は書きたくないというポリシーがあった。
しかしながらそのポリシーのせいで「頭の中のモヤモヤを文字にして解消する」というポリシーが蔑ろになってモヤモヤは膨らむ一方だった。
そんなちっぽけなポリシーの殴り合いの結果、愚痴を解禁。言葉遊びを再開。ぽつぽつ綴っていくことにする。
そもそもこんなことを考えるきっかけになったのが、他人のポリシーの殴り合いを見ていたから。
妥協点を探す話し合いをするでもなく、ただただ己の要望をゴリ押しする為だけに言葉の殴り合い。醜かった。他人事だからよく見える。当事者だったら自覚できないくだらない争い。
延々と続く殴り合いを傍観していて気づいたのは、『自分のポリシーを押し通すには下準備が重要』ということ。
どう言えば伝わるか、どう説明すれば納得してもらえるか、どう準備しておけば他人をスムーズに動かせるか。
そういう諸々のことを、多角的に様々な立場からの意見や思考を全て想定し、その上で『いかにすれば己のポリシー通りに進められるか』を考える必要があるようだ。
そこを考えずに「私のポリシーに反する!こう進めろ!」と声高に叫んでも反感を買うだけだ。無駄な、醜い争いを生むだけだ。くだらない。
「『無駄な争いを生まないように進める』
貴方のポリシーであって、私は『自分のポリシーを押し通す』なんです!」と言われてしまったらそれまでの話なのだが、それでも物事にはベターなやり方が確実に存在しているとは思う。
ポリシーを貫き通すのは大変なことだ。
だからこそ下準備が重要だ。
結果は下準備に比例する。
「私の評価を落とすことはさせない!私の理想に近づくように動きなさい」などと『傲慢』なポリシーを貫きたいならなおさら、水面下で下準備を徹底的にするべきだ。さもなくば、無駄に怨みを買うだけだ。ご愁傷様。
そんな気づきを記録しておきたくて、自分自身のポリシーの殴り合いは終焉を迎えた。
ありがたいきっかけだった。めでたしめでたし。